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​Story

兄弟達と再会した、あの夏の奇妙な体験の後日──…

 

青戸唐次は兄弟達の内の一人と、新たな物語を紡ぐ

『緑土 丁呂介』 『紫坂 一』

彼らの内、どちらとの物語を閲覧するかは、貴方の手によって委ねられている。

例えその結末が、どんな形となってしまっても。

※当企画ゲームはマルチエンディング形式となります。

選択肢次第では、2人の行く末は全く異なるものとなって参ります。​

丁唐・はじ唐のどちらのルートを見るか、プレーヤーには最初に選択をして貰います。

物語上で2カップリングに分岐するというものでは、ございません。

丁唐のみ見たいという方や、はじ唐のみ見たいという方も、安心して

​プレイ出来るような仕様となっております。

​緑土丁呂介 編

(丁唐)

 れないゴシップ雑誌記者・青戸唐次は、学生時代の友人Nから、相談事を持ち掛けられる。妹が失踪したらしいのだ。 婚約者が事故死し、塞ぎ込んでいた彼女の部屋から、一枚の写真が見つかった。そこに映っていたのは、遥か以前に死んだ筈の恋人だった――。

 写真の背景から、撮影場所に気付いた唐次は、緑土の土地へと再び出向く。 緑土の村人たちは皆、唐次に対し親切すぎるほどに親切だったが、弟である丁呂介だけが妙に素っ気ない。

 「この村では住人に何を勧められても断りなさい」

 「夜になったら絶対家から出てはいけません」

 

 丁呂介が伝えてきた約束は、唐次にとって全く不可解なものであった。 そんな時唐次は、情報収集に訪れた喫茶ニューヨークで、奇妙な昔話を聞く。「道に迷った先には集落がありました。偶々一軒の戸を叩くと、中から現われたのは男の死んだ妻だったのであります」……

丁唐編 物語執筆者:ヤマタニ様

​キーワード:ホラーテイスト強め・閉鎖された村での風習

​攻めフェラあり​

ルートによって、

※モブ攻め(モブカラ)※

※触手※

等の内容を含みます。

​紫坂 一 編

(はじ唐)

 空への羽ばたきの狭間から、桜の花が落ちてきた。手のひらに掴む前に萎れて消えた花びらに知らない声を聞いた。

 

 「あなた、あなた。帰ってきてくださったのね」  

 

 ある夏、自らが生贄であると知った紫坂一は考えあぐねていた。青戸唐次への恋慕はありながらも、生き別れの兄弟であるという事実が彼に二の足を踏ませた。唐次は何も気にしていない雰囲気で一のそばへとやってくる。甘やかな笑顔に期待しつつも、一は今一歩踏み出せない場所にいた。

 

 思考を遮るかのように魑魅魍魎が目に留まる。自分とは何か。生贄とは何か。彼は悩んだ末に、唐次と赤ツ鹿村から距離を置こうと自分に言い聞かせた。

 

 しかし決意は一本の留守番電話に翻されてしまう。冬の赤ツ鹿村に戻った一は、宿命と恋情に愚弄されながらも、人ならざるものと対峙していく。

はじ唐編 物語執筆者:つぐみ様

​キーワード:美しくもどこか怖く儚げ・揺れ動く一の心情描写

十カノ要素を含みます。

ルートによって、

※触手※

等の内容を含みます。

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